佐伯帆走協会
SAIKI SEILING ASSOCIATION

重点区域海ごみモニタリング講習会

平成29年6月23日に広島県環境県民局が主催する標記講習会に、N鶴さんM地さんが受講してきました。
この講習会は、海岸に漂着している海ごみの量を目視によってモニタリングする手法の講習会です。
従って、ごみを拾い集めたり分析したりするものではなく、単純に量を把握することで行政等による清掃の重点地域の確定等や浮遊ごみの研究等に用いられるようです。
ひょっとしたら子供達と宮島包が浦海水浴場での海洋生物観察に行ったときにモニタリングの依頼をされるかも知れません。↓
  
比較的きれいなベイサイドビーチ坂で研修実地調査を行いました。帯状が流れ着いたごみです。これを海に向かって幅10メートルで前方は海岸まで、後方は護岸までの広さを目視によりモニタリングします。↓
 
  といっても、ごみそのものは広範にはなく潮が打ち上げた部分しかないので範囲は広いがモニタリング位置は幅約2メートルで横に10メートルの帯の中ということになります。
この中の藻や竹や木などの自然ごみ以外の、プラスチックや発泡スチロールなどを目視でその量を想定します。↓
 
やはり一番多いのは牡蠣養殖の牡蠣どおしに間隔をつけるスペーサーというプラスチックのチューブでしょう。次は発泡スチロールです。
これらが目視でゴミ袋(20リットル)何袋分あるかでランク付けをします。ランクは0.T.1〜10までの12段階です。約1袋満杯でランク3です。今回はこの範囲で約1/2袋ありましたからランク2となりました。 
もちろん今回は目視量と実際量を比較するためごみを拾い集めましたが、本来のモニタリングはあくまで目視による量の想定でランクを確定します。↓
 
 今回の講習参加者は県・市・町が多く、活動団体は我々を含め4団体でした。本当に暑い中皆さんお疲れ様でした。↓